“ひとなび”の漢字の書き方と例文
語句割合
一靡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、ひしと合はせた、両袖りょうそでかたしまつたが、こぼるゝ蹴出けだし柔かに、つま一靡ひとなびき落着いて、胸をらして、顔を引き
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と、ひしはせた、兩袖りやうそでかたしまつたが、こぼるゝ蹴出けだやはらかに、つま一靡ひとなび落着おちついて、むねらして、かほ
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
三角形さんかくなりの砂地が向うに、蘆の葉が一靡ひとなびき、鶴の片翼かたつばさ見るがごとく、小松もに似て十本ともとほど。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)