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ひとちょこ
ふりがな文庫
“ひとちょこ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
一猪口
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一猪口
(逆引き)
まだ
慾
(
よく
)
の言えば、お
前
(
ま
)
んとお孝と
対向
(
さしむかい
)
で、
一猪口
(
ひとちょこ
)
飲
(
や
)
る処をですだ、敷居の外からでも
可
(
え
)
い、見ていたいものですだ。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それに
女連
(
おんなづれ
)
で
雑沓
(
ざっとう
)
の中で間違でも有っては成らぬ、
殊
(
こと
)
にお隅を連れて行くは心配でもあり役柄をも考えたから、大生郷の天神前の宇治の里という料理屋へ
上
(
あが
)
り、
此処
(
こゝ
)
の奥で
一猪口
(
ひとちょこ
)
遣
(
や
)
っていると
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
或時村の友達に誘われまして水街道へ参って、
麹屋
(
こうじや
)
という
家
(
うち
)
で
一猪口
(
ひとちょこ
)
やりました、其の時、酌に出た婦人が名をお
隅
(
すみ
)
と申しまして、
齢
(
とし
)
は
廿歳
(
はたち
)
ですが誠に人柄の
好
(
よ
)
い大人しやかの婦人でございます。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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