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ひっかず
ふりがな文庫
“ひっかず”の漢字の書き方と例文
語句
割合
引被
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引被
(逆引き)
たちどころに半病人となって、
住居
(
すまい
)
へ帰り、
引被
(
ひっかず
)
いても潜っても、夜具の袖まで、ふわふわ動いて、押えても
緊
(
し
)
めても、
頻
(
しきり
)
に動く。学者は舞踏病の一種だと申されよう。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
月の客と澄まして
視
(
なが
)
めている物見の松の、ちょうど、赤い旗が飛移った、と、今見る処に、五日頃の月が出て
蒼白
(
あおじろ
)
い中に、松の樹はお前、
大蟹
(
おおがに
)
が
海松房
(
みるぶさ
)
を
引被
(
ひっかず
)
いて山へ
這出
(
はいで
)
た形に
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひっかず(引被)の例文をもっと
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