“ひだう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
非道80.0%
襞打20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入道相國にふだうしやうこく非道ひだう擧動ふるまひ御恨おんうらみを含みて時のみだれを願はせ給ふ法住寺殿ほふぢゆうじでんゐんと、三代の無念を呑みてひたすら時運の熟すを待てる源氏の殘黨のみ、内府ないふ遠逝ゑんせいを喜べりとぞ聞えし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
不義ふぎ非道ひだうしわざたくましうしてことでせう。
彼女の石窖は奥深い石灰洞から成っていた。数本の鍾乳石しょうにゅうせきの柱は、襞打ひだうつ高い天井の岩壁から下っていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)