“ひたひご”の漢字の書き方と例文
語句割合
額越100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
與吉よきちはそれでもくぼんだしがめて卯平うへいがまだこそつぱくてゆびさき下唇したくちびるくちなかむやうにしながら額越ひたひごしに卯平うへいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
若い與力笹野新三郎の屋敷に呼出された平次は、敷居の外から額越ひたひごしにかう見上げました。
ひそかに/\眉へ唾をつけながら、額越ひたひごしに其姿をうかゞへば、眉といひ、目といひ、口元といひ、詫びつくしやつれつくしたるありさま、かねて吾心に畫いたる圓位のおんひじりなり。
山家ものがたり (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)