“ひたち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常陸98.3%
常道1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八州廻りの目あかしの中でも古狸の名を取っている常陸ひたち屋の長次郎が代官屋敷の門をくぐって、代官の手附てつきの宮坂市五郎に逢った。
半七捕物帳:24 小女郎狐 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かけ初めと称して子供が七歳になる迄、毎年この日には年の数よりも一つ多い餅をつるにとおし、えりに掛けさせる習いが常陸ひたちにはあった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
常道ひたちの仲の國の造、長狹の國の造、伊勢の船木の直、尾張の丹波にはの臣、島田の臣等が祖なり。
意富おおおみ小子部ちいさこべの連・坂合部の連・火の君・大分おおきたの君・阿蘇あその君・筑紫の三家みやけの連・雀部さざきべの臣・雀部のみやつこ小長谷おはつせの造・都祁つげあたえ伊余いよの國の造・科野しなのの國の造・道の奧の石城いわきの國の造・常道ひたちの仲の國の造・長狹ながさの國の造・伊勢の船木ふなきの直・尾張の丹羽にわの臣・島田の臣等の祖先です。