“はか/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捗々83.3%
果敢々々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
て伊之助でございますが、お若さんが連れて逃げてくれろと申しましたを、義理だてをして捗々はか/″\しく相談に乗らないところから、男をうんといわする奥の手をだし
わが云ひ付けし事は中々にけ引かず。わが折入つて頼み入る事も、平然と冷笑あざわらふのみにして、捗々はか/″\しき返答すら得せず。奈美女の言葉添なければ動かむともせざるさまなり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
千秋ちあきと思へども言はるゝ度にはづかしさの先立なれば果敢々々はか/″\しき回答いらへもなくておもはゆげかゝる所ろへ門の戸開け這入はひり來るは小西屋の一番管伴ばんたう忠兵衞なれば夫と見るより父親てゝおやいとゑまに迎へ上げ忠兵衞どのか能く來ませし今日等は定めし婚姻の日限にちげんきめにお出が有らうと今も今とて娘と二個ふたりうはさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)