“はお”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハオ
語句割合
羽織59.0%
35.9%
端折2.6%
羽被2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青い小倉おぐらの職工服に茶色のオーヴァを羽織はおっていたが、オーヴァのボタンは千切ちぎれかかって危うく落ちそうにぶらぶらしているし
陶然とよき心地ここちになりて浴をで、使女おんなはお平生服ふだんぎを無造作に引きかけて、葉巻握りし右手めての甲に額をこすりながら、母が八畳の居間に入り来たりぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
揉み手をしながら小奇麗こぎれいな若衆が這入って来た。新しい手拭浴衣を端折はおっている。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……絵で見るような、いや、看板だから絵には違いない……長剣を帯びて、緋羅紗ひらしゃ羽被はおった、帽子もお約束の土耳古トルコ人が、出刃じゃない、拳銃ピストルで撃っているんだ。