“にしむき”の漢字の書き方と例文
語句割合
西向100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東枕ひがしまくらしろきれに、ほぐしたおぐし真黒まつくろなのがれたやうにこぼれてて、むかふの西向にしむきかべに、衣桁いかうてゝあります。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
南はあたたかに、北は寒く、一条路ひとすじみちにも蔭日向かげひなたで、房州も西向にしむきの、館山たてやま北条とは事かわり、その裏側なる前原、鴨川かもがわ、古川、白子しらこ忽戸ごっとなど、就中なかんずく船幽霊ふなゆうれいの千倉が沖、江見和田などの海岸は
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)