“にげのぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逃登50.0%
遁上50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
は人にたすけられて高所たかきところ逃登にげのぼはるか駅中えきちゆうのぞめば、提灯ちやうちんたいまつともしつれ大勢の男どもてに々に木鋤こすきをかたげ、雪をこえ水をわたりこゑをあげてこゝにきたる。
新吉原のまざりみせ旭丸屋あさひまるや裏階子うらばしごで、幇間たいこもち次郎庵じろあんが三つならんだ真中まんなかかわやで肝を消し、表大広間へ遁上にげのぼる、その階子の中段で、やせた遊女おいらんが崩れた島田で、うつむけにさめざめ泣いているのを
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)