“なんにょ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ナンニョ
語句割合
男女100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとなしく手をとられて常人のごとく安らかに芝生しばふ等の上をあゆむもの、すべて老若ろうにゃく男女なんにょあわせて十人近い患者のむれが、今しも
病房にたわむ花 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
だから人情は人の食物くいものだ。米や肉が人に必要物なる如く親子や男女なんにょや朋友の情は人の心の食物だ。これは比喩ひゆでなく事実である。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
多くの男女なんにょの恋のうちで、ただゆるされた恋のみが成就するのじゃ。そのほかの人々はみな失恋のにがいさかずきをのむのじゃ。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)