“なかだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中高69.6%
26.1%
中隆4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小山君、よく見給え、玉子を皿の上へ割ってみて黄身きみがこの通り中高なかだかに盛上っていて白身も二段か三段に高くなっているのは新しい証拠だ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
その優しく愛らしく、ちと塵滓じんしを留めざる美しさは、名匠ラフアエロが空想中の女子の如し。烏木こくたんの光ある髮は、美しくなかだかなる額を圍めり。深黒なる瞳には、名状すべからざる表情の力あり。
たっぷりある、半明色の髪に少し白髪しらがが交って、波を打って、立派な額を囲んでいる。鼻は立派で、大きくて、しかも優しく、鼻梁びりょうが軽くわしくちばしのように中隆なかだかに曲っている。ひげは無い。
冬の王 (新字新仮名) / ハンス・ランド(著)