“なうびやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脳病50.0%
腦病50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三 「墨汁一滴ぼくじふいつてき」や「病牀びやうしやう六尺」に「脳病なうびやうを病み」云々うんぬんとあるは神経衰弱のことなるべし。僕は少時正岡子規まさをかしきは脳病などにかかりながら、なぜ俳句が作れたかと不思議に思ひし覚えあり。
病中雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此家こヽにも學校がくかうにも腦病なうびやう療養れうやう歸國きこくといひて、たちいでしまヽ一月ひとつきばかりを何處いづくひそみしか、こひやつこのさても可笑をかしや、香山家かやまけ庭男にはをとこみしとは。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)