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どのくれえ
ふりがな文庫
“どのくれえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
何程
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何程
(逆引き)
その親の子だからしてに、源さも
矢張
(
やっぱり
)
あの通りだ、と人に後指をさされるのが、私は
何程
(
どのくれえ
)
まあ
口惜
(
くやし
)
いか知んねえ
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
爺
(
おやじ
)
、
己
(
おれ
)
もお
前
(
めえ
)
も
此頃
(
こないだ
)
馬を買った覚がある。どうだい、この馬は
何程
(
どのくれえ
)
の
評価
(
ねぶみ
)
をする——え、背骨の具合は浅間号に
彷彿
(
そっくり
)
だ。今日この原へ集った中で、この
程
(
くれえ
)
良い馬は少なかろう
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「お
前
(
めえ
)
は、まあ何処へ行ってたよ。
父
(
とっ
)
さんも
何程
(
どのくれえ
)
心配していなさるか知んねえだに。
私
(
わし
)
はお前を探して歩いて、どこを尋ねても——源さは来なさりゃせんとばかり。さあ、私と一緒に帰りなされ」
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
何程
(
どのくれえ
)
まあ兄貴もお前の為に心配して居たものだか。ある時、俺に
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
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