“とうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏襲63.2%
董襲15.8%
蹈襲15.8%
登州5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という調子でもううに梅が散っているにも頓着なく自分の過去の日程を時間さえその儘僕達に踏襲とうしゅうさせようとした。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
かくて、周瑜を大都督に任じ、呂蒙りょもうを先手の大将となし、董襲とうしゅう、甘寧を両翼の副将として、呉軍十万は、長江をさかのぼって江夏こうかへおしよせた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後日春琴が琴曲指南の看板をかかげ弟子を取るようになってから稽古振けいこぶりの峻烈しゅんれつをもって鳴らしたのもやはり先師の方法を蹈襲とうしゅうしたのであり由来する所がある訳なのだが
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「このほうは登州とうしゅう与力よりき裴鉄面はいてつめんだが、奉行の逮捕状たいほじょうを帯びてこれへ参った。当家のあるじ李応りおうを出せ。有無うむを申さば、官権をもって召捕るまでだが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とんでもない。そんな道楽半分の騒ぎじゃござんせん。こちとは命がけです。今日のうちに登州とうしゅうのお奉行所へ虎を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)