董襲とうしゅう)” の例文
その結果、部下の陳武は討たれ、董襲とうしゅうは水中に溺れ、そのほか日頃の寵臣も無数に亡き数に入ったのを知って、孫権は声をあげて哭き
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて、周瑜を大都督に任じ、呂蒙りょもうを先手の大将となし、董襲とうしゅう、甘寧を両翼の副将として、呉軍十万は、長江をさかのぼって江夏こうかへおしよせた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いで。これからだ」と、董襲とうしゅうにもうながし、かねてしめし合わせておいたとおり、決死、敵前に駆け上がるべく、合図の旗を檣頭しょうとうにかかげた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第四陣、太史慈たいしじ呂蒙りょもう、第五陣、陸遜りくそん董襲とうしゅう。——また呂範りょはん朱治しゅちの二隊には督軍目付の任を命ず。以上しかと違背あるな
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、それへも兵三千をあずけ、さらに、董襲とうしゅうへは、漢陽から漢川かんせん方面に行動させ、また潘璋はんしょうへも同様三千人を与えて、漢川方面への突撃を命じた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このほか、呉の凌統りょうとう董襲とうしゅう潘璋はんしょうなども、縦横無尽に威力をふるい廻った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呂蒙りょもう甘寧かんねいの二大将を先手とし、蒋欽しょうきん潘璋はんしょうの二軍を後陣に、しかも中軍には、孫権みずから、周泰、陳武ちんぶ徐盛じょせい董襲とうしゅうなんどの雄将と智能を網羅した優勢をもってそれに臨んだのであるが
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この日、目ざましかったのは、徐盛、董襲とうしゅうなどの呉軍だった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)