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てはじめ
ふりがな文庫
“てはじめ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
手始
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手始
(逆引き)
往った先の事はよかれあしかれ、鶴子は今住む家の門を出る事が自分の生涯をつくり直す
手始
(
てはじめ
)
だと日頃から心づいてはいたものの、きょうが日までこれを決行する機会がなかった。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
本艦
(
ほんかん
)
之
(
これ
)
に
應
(
おう
)
じて
先
(
ま
)
づ
手始
(
てはじめ
)
には八
吋
(
インチ
)
速射砲
(
そくしやほう
)
つゞいて
打出
(
うちだ
)
す
機關砲
(
きくわんほう
)
。
月
(
つき
)
は
慘
(
さん
)
たり、
月下
(
げつか
)
の
海上
(
かいじやう
)
に
砲火
(
ほうくわ
)
迸
(
とばし
)
り、
硝煙
(
せうゑん
)
朦朧
(
もうらう
)
と
立昇
(
たちのぼ
)
る
光景
(
くわうけい
)
は、
昔
(
むかし
)
がたりのタラント
灣
(
わん
)
の
夜戰
(
やせん
)
もかくやと
想
(
おも
)
はるゝばかり。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
俳句もまた写生という事を
手始
(
てはじめ
)
にしてその道に入り、年を経てもなお怠ることなく励むことによって表現の自由を獲得することになる。如何にその心が深くとも表現の自由が欠けては無為に終る。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
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