“ちょうどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
庁堂27.3%
寵童18.2%
重瞳18.2%
朝堂18.2%
鳥道18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると間もなく煙客翁は、庁堂ちょうどうへ案内されました。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのくせ、高野の学文路かむろにせよ、叡山えいざんの坂本にせよ、法城のある麓には必ず脂粉の女があつまる。その女たちの相手は誰か。また、寵童ちょうどうの行われるのも、僧侶のあいだに多いと聞きまする。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貴様がねて聞いた伊達藤次郎か、おぬしが予ねて聞いた木下藤吉か、と互に面を見合せて重瞳ちょうどうと隻眼と相射った時、ウム、面白そうな奴、話せそうな奴、と相愛したことは疑無い。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
俊基は、くつかず、束帯そくたいすそ尾長鶏おながどりの尾のように曳きながら、大膳寮の横を、中務省なかつかさしょうの方へと、逃げまろんで行った。——朝堂ちょうどう八省の内門へ駈け入ろうとするのらしい。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
重巌じゅうがんニ我卜居ぼっきょス、鳥道ちょうどう人跡ヲ絶ツ、庭際ていさい何ノ有ル所ゾ、白雲幽石ヲ抱ク」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)