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寵童
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ちょうどう
ふりがな文庫
“
寵童
(
ちょうどう
)” の例文
だが、今は家光将軍の
寵童
(
ちょうどう
)
であり、小姓組では
羽振
(
はぶ
)
りがよいし、服装は
綺羅
(
きら
)
で、容姿は
端麗
(
たんれい
)
な彼だった。
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのくせ、高野の
学文路
(
かむろ
)
にせよ、
叡山
(
えいざん
)
の坂本にせよ、法城のある麓には必ず脂粉の女があつまる。その女たちの相手は誰か。また、
寵童
(
ちょうどう
)
の行われるのも、僧侶のあいだに多いと聞きまする。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その点では、次男の
刑部友矩
(
ぎょうぶとものり
)
と、よく似ている。気性も友矩といちばん合う。だが次男友矩は、家光の
寵童
(
ちょうどう
)
となって、柳営の小姓組に上がっている。年に何度という程しか屋敷へは戻って来なかった。
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寵
漢検準1級
部首:⼧
19画
童
常用漢字
小3
部首:⽴
12画
“寵”で始まる語句
寵愛
寵
寵姫
寵児
寵臣
寵遇
寵妃
寵者
寵幸
寵妾