“朝堂”の読み方と例文
読み方割合
ちょうどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤氏とうしの権力下にある朝堂ちょうどうの八省に、名ばかりの出仕をするか、摂関、大臣家などに禄仕ろくしして、ほそぼそ生活を求めるしか、社会は、彼等を生かす機能も余地も持たなかった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俊基は、くつかず、束帯そくたいすそ尾長鶏おながどりの尾のように曳きながら、大膳寮の横を、中務省なかつかさしょうの方へと、逃げまろんで行った。——朝堂ちょうどう八省の内門へ駈け入ろうとするのらしい。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)