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ちやうびやう
商ひ其
餘力を以て母を
養ひ居候に付私し如何にも
不便に存じ親子共引取べき旨
種々申聞候へ共今更
厄介に相成候は
不本意なりとて聞入申さず五ヶ年の
長病を
長病故氣力衰へ自身に首を
縊ることは成ずなどと
當推量を申立夫のみ成ず金子を貸ぬと
夫を遺恨に存じ
姑を
自殺の樣に申立候共
長病に
疲れ候者自身に首は
縊る程の氣力あるべき樣も御座なく是第一の
不審にて候私し妻事は昨夜
書付にも
認め上候通り右老母が實の娘に御座候へば何分にも御
吟味願ひ奉つり候と申立けるを