“ちくおんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蓄音機69.0%
蓄音器31.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はただ常子と一しょに飯を食ったり、蓄音機ちくおんきをかけたり、活動写真を見に行ったり、——あらゆる北京中ペキンじゅうの会社員と変りのない生活をいとなんでいる。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
街中に明るく燈火あかりがともっていて、大勢おおぜいの人がぞろぞろ通っていて、おもしろい蓄音機ちくおんきの音までも聞こえています。
不思議な帽子 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
となりの六畳室のふすまをはずしてそこに座蒲団ざぶとんがたくさんしいてあった。先客はすでに蓄音器ちくおんきをかけてきいていた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
それではきこえないからわからないはづです、それからまた蓄音器ちくおんきといふものが始めて舶来はくらいになりました時は、吾人共われひととも西洋人せいやうじん機械学きかいがくけたる事にはおどろきました。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)