“たんもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タンモノ
語句割合
反物98.2%
1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあ、たかいのね!」と、おおきなこえでおっしゃったので、そばにいるひとたちまでが陳列ちんれつされた反物たんものとおみつの着物きものとをくらべて
田舎のお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
武松は日をいて、隣近所の衆を茶菓で招き、また、あによめの金蓮には、緞子どんす反物たんものをみやげに贈った。——和気藹々あいあいたる四、五日だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翌日になって南は、たべものたんものを持って廷章の家へ往った。南はそうして少女の顔を待っていたが少女は出てこなかった。南は失望して帰ってきた。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)