“たいぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泰然62.5%
頽然34.4%
怡然3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さりとてこの二人は、非常の大変に驚愕狼狽きょうがくろうばいの余り、泰然たいぜんとして腰を抜かしてしまったのでないことは、先刻からの対話でもわかります。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今はすさまじく荒れ果てて器具も調度も頽然たいぜんと古び御簾みすふすまも引きちぎれ部屋に不似合いの塗りごめのがんに二体立たせ給う基督キリストとマリヤが呼吸いきづく気勢に折々光り
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
怡然たいぜんとして心にやすんじ宇宙に存在する霊気をして我の身体を平常体に復さしむるにあり、これ迷信にあらずして学術的の真理なり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)