“そんとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
損得71.4%
損徳21.4%
尊徳7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君、あれは本当に校長がにくらしくつて排斥するのか、ほか損得そんとく問題があつて排斥するのか知つてますか」と云ひながら鉄瓶の湯を紅茶々碗のなかした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
善悪正邪せいじゃはとにかく、損徳そんとくの点から打算ださんしても、なんの必要もなきところに、感情をついやすことはおろかなわざである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
そこで農事に委しい人を頼まうといふことになつて相馬さうま藩から二みやきんらう尊徳そんとく翁の、其頃五十餘の大兵だいへうな人)をび、伊豆の代官江川えがは氏の手附てづき河野鐵平かうのてつへいといふ人をもめした。
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)