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せんくつ
ふりがな文庫
“せんくつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
仙窟
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙窟
(逆引き)
また山を
攀
(
よ
)
じ川を
渉
(
わた
)
り、世の
塵紛
(
じんふん
)
を忘れて
神洞
(
しんどう
)
仙窟
(
せんくつ
)
に遊ぶがごとく、
大
(
おおい
)
に
体力
(
たいりょく
)
の重量を
増
(
ま
)
すに至れり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
透
(
す
)
きわたりたる宇宙は、水を打つたるより静かなり、東に伊豆の大島、箱根の外輪山、
仙窟
(
せんくつ
)
に
醸
(
かも
)
されたる冷氷の如き
蘆
(
あし
)
の湖、氷上を
跣
(
す
)
べりて
僵
(
たふ
)
れむとする駒ヶ嶽、神山、冠ヶ嶽
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
かれのまくら元には、
朽
(
く
)
ち
葉
(
ば
)
に巣をつづる
土蜘蛛
(
つちぐも
)
がはい、
陽
(
ひ
)
をみぬ
菌
(
きのこ
)
が
妖
(
あや
)
しく
生
(
は
)
えならんでいようとも、それはかれの事実ではないのだ。かれは思いのまま
仙窟
(
せんくつ
)
を夢のなかに呼び降ろした。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
せんくつ(仙窟)の例文をもっと
(3作品)
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