“せきほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石圃40.0%
籍圃40.0%
石父20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬、西方からの晋軍の侵入と呼応して、大夫・石圃せきほなる者が兵を挙げ、衛の公宮を襲うた。衛侯の己を除こうとしているのを知り先手を打ったのである。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
翌年の春、荘公は郊外の遊覧地籍圃せきほに一亭を設け、墻塀しょうへい、器具、緞帳どんちょうの類をすべて虎の模様一式で飾った。落成式の当日、公は華やかな宴を開き、衛国の名流は綺羅きらを飾ってことごとく此の地に会した。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
晏子あんし(五〇)戄然くわくぜんとして衣冠いくわん(五一)をさめ、しやしていはく、『えい不仁ふじんいへども、やくまぬかれしむ。なんつをもとむるのすみやかなるや』と。石父せきほいはく、『しからず。 ...