“せいの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脊伸40.0%
清野40.0%
背延20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処どこから手を出して掛金を外すのか、たゞ栓張しんばりを取っていか訳が分りません、脊伸せいのびをして上からさぐって見ると、かんぬきがあるようだが、手が届きません。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
行列はまだ尽きないのかと、また背延せいのびをして見下みおろした時、自分は再び慄とした。金盥かなだらいと金盥の間に、四角な早桶はやおけはさまって、山道を宙に釣られて行く。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
溜を出るや否やあなの様子が突然変った。今までは立ってあるいても、背延せいのびをしても届きそうにもしなかった天井が急に落ちて来て、真直まっすぐに歩くと時々頭へさわるような気持がする。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)