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栓張
ふりがな文庫
“栓張”の読み方と例文
読み方
割合
しんばり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんばり
(逆引き)
何処
(
どこ
)
から手を出して掛金を外すのか、
但
(
たゞ
)
し
栓張
(
しんばり
)
を取って
宜
(
い
)
いか訳が分りません、
脊伸
(
せいの
)
びをして上から
捜
(
さぐ
)
って見ると、
閂
(
かんぬき
)
があるようだが、手が届きません。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「戸を敲くは
誰
(
た
)
ぞ」と鉄の
栓張
(
しんばり
)
をからりと外す。切り岸の様な額の上に、赤黒き髪の斜めにかかる下から、鋭どく光る二つの
眼
(
まなこ
)
が遠慮なく部屋の中へ進んで来る。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
世の中もこんな気になれば
楽
(
らく
)
なものだ。
分別
(
ふんべつ
)
の
錠前
(
じょうまえ
)
を
開
(
あ
)
けて、
執着
(
しゅうじゃく
)
の
栓張
(
しんばり
)
をはずす。どうともせよと、
湯泉
(
ゆ
)
のなかで、
湯泉
(
ゆ
)
と同化してしまう。流れるものほど生きるに苦は入らぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
栓張(しんばり)の例文をもっと
(5作品)
見る
栓
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“栓張”で始まる語句
栓張棒
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三遊亭円朝
夏目漱石