“せいしんじよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
精神上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ僕等は何うして恁う不幸ふかうなんだらう。精神上せいしんじようにも肉躰上にくたいじようにも、毎もはげしい苦痛ばかりを感じて、少しだツて安らかなときはありやしない。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ところが、物質ぶつしつ進化しんか方面ほうめんと、精神上せいしんじようのことゝは反對はんたいで、複雜ふくざつなものをだんだん整頓せいとんして、簡單かんたんにして能力のうりよく出來できることが、文明ぶんめいすゝんでゆくありさまであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「躰も無論惡いが」と暫らくして友は思出おもひだしたやうに、「それよりか、精神上せいしんじよう打撃だげきはもツと/\胸にこたへるね。」
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)