“すいむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水霧50.0%
醉夢50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あすこが大阪かね」私は左手の漂渺ひょうびょうとした水霧すいむの果てに、虫のようにむらがってみえる微かな明りを指しながら言った。
蒼白い月 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
女性じよせい無邪氣むじやきなる輕薄けいはくわらひ、さら一旦いつたんあたへたる財貨ざいか少娘こむすめ筐中きようちうよりうばひて酒亭一塲しゆていいちじやう醉夢すいむするのじようかしめついふたゝ免職めんしよくになりしこと
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)