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じんまく
ふりがな文庫
“じんまく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
陣幕
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陣幕
(逆引き)
その
陣幕
(
じんまく
)
をはらいあげて、
忍剣
(
にんけん
)
は、蚕婆には見むきもせず、
飛足
(
ひそく
)
を
跳
(
と
)
ばしておどりこむなり、
稲妻
(
いなずま
)
のように
次
(
つぎ
)
のとばりの
間
(
ま
)
へ、チラと
逃
(
に
)
げこんだ
黒衣
(
こくい
)
の
袖
(
そで
)
を、グッとつかんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
劇壇において
芝翫
(
しかん
)
、
彦三郎
(
ひこさぶろう
)
、
田之助
(
たのすけ
)
の名を挙げ得ると共に文学には
黙阿弥
(
もくあみ
)
、
魯文
(
ろぶん
)
、
柳北
(
りゅうほく
)
の如き才人が現れ、画界には
暁斎
(
ぎょうさい
)
や
芳年
(
よしとし
)
の名が
轟
(
とどろ
)
き渡った。
境川
(
さかいがわ
)
や
陣幕
(
じんまく
)
の如き
相撲
(
すもう
)
はその
後
(
ご
)
には一人もない。
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と——
武田菱
(
たけだびし
)
の
紋
(
もん
)
を打ったまえの
陣幕
(
じんまく
)
が、キリリと、上へしぼりあげられた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
劇壇において
芝翫
(
しかん
)
、
彦三郎
(
ひこさぶろう
)
、
田之助
(
たのすけ
)
の名を掲げ得ると共に、文学には
黙阿弥
(
もくあみ
)
、
魯文
(
ろぶん
)
、
柳北
(
りゅうほく
)
の如き才人が現れ、画界には
暁斎
(
きょうさい
)
や
芳年
(
よしとし
)
の名が
轟
(
とどろ
)
き渡った。
境川
(
さかいかわ
)
や
陣幕
(
じんまく
)
の如き相撲はその後には一人もない。
銀座界隈
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
竹童はびっくりして、あわててそこを立ち去ろうとしたが、見ると! そこから
数歩
(
すうほ
)
向こうに、この人なき
陣幕
(
じんまく
)
のうしろにかくれて、あやしげな
黒衣
(
こくい
)
の男が、じっと立ちすくんでいるのを見た。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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