“じんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仁川71.4%
人選14.3%
人撰14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日露開戦、八日の旅順と九日の仁川じんせんとは急雷のように人々の耳を驚かした。紀元節の日には校門には日章旗にっしょうきが立てられ、講堂からはオルガンが聞こえた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
なぜかといえば、その人選じんせんはとにかく、あらそうべき焦点しょうてんにはこちらになんの相談そうだんもなく、こういう無類むるい部門分ぶもんわけをして、勝手かって註文ちゅうもんをつけてきたのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
イヤ、お使者の口上こうじょうあいわかった。いずれ当日とうじつまでにだれか人選じんせんして武州ぶしゅうへつかわすであろう。家康いえやすどのによろしくご返事を。どれ、一ツ外濠そとぼり作事さくじを見まわろうか
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それなら君の未来の妻君の御母おっかさんの御眼鏡おめがね人撰じんせんあずかった婆さんだからたしかなもんだろう」
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)