“じゅんけつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
純潔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その白いうなじに、坂本は接吻せっぷんしたい誘惑ゆうわくはげしく感じたが、二人の純潔じゅんけつのために、それをも差しひかえて、右の手をばし、豊穣ほうじょうな彼女の肉体を初めて抱きしめたのである
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
そして又、その時ほど梅の花が純潔じゅんけつに、気高けだかく見えることは無いのです。
季節の植物帳 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
が、このとしてはそうした方便ほうべん必要ひつよう毛頭もうとうなく、もともと純潔じゅんけつ小供こども修行しゅぎょうには、最初さいしょから幽界ゆうかい現実げんじつ目覚めざめさせるにかぎるのじゃ。