“じゅうべえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重兵衛55.6%
十兵衛44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫紐むらさきひも丹三たんぞう、赤星重兵衛じゅうべえなどと、第二の緑林りょくりんの徒を糾合きゅうごうして、東海に白浪の悪名をほしいままにしたのは、それから彼が二十九歳に刑刀をうけるまでのたん生涯の話で
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
登場人物——重兵衛じゅうべえ太吉たきち。おつや。旅人。巡査。青年甲、乙。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「番頭の十兵衛じゅうべえどのが、おかみさんの後見をいたしまして、主人同様に切り盛りしてござります」
腹立はらだたしげに、舌打したうちをしていかけると、それを持っていた三太郎猿さんたろうざるは、手をすべらして庭先にわさきやりを落としたので、十兵衛じゅうべえの方をふりかえると、ケン! と人をちゃにした奇声きせいはっしながら
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)