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十兵衛
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じゅうべえ
ふりがな文庫
“
十兵衛
(
じゅうべえ
)” の例文
三太郎猿
(
さんたろうざる
)
はおうちゃくに、
十兵衛
(
じゅうべえ
)
の
膝
(
ひざ
)
を
拝借
(
はいしゃく
)
してもたれかかりながら、
茶色
(
ちゃいろ
)
の目をショボショボさせてながめている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それなる質屋の番頭の
十兵衛
(
じゅうべえ
)
と申す者と、三人してしかと立ち会い、じゅうぶん堅固な封印いたしておいたのに、さきほどお箱を開いて見改め申したところ
右門捕物帖:18 明月一夜騒動
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「番頭の
十兵衛
(
じゅうべえ
)
どのが、おかみさんの後見をいたしまして、主人同様に切り盛りしてござります」
右門捕物帖:18 明月一夜騒動
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
腹立
(
はらだ
)
たしげに、
舌打
(
したう
)
ちをして
追
(
お
)
いかけると、それを持っていた
三太郎猿
(
さんたろうざる
)
は、手をすべらして
庭先
(
にわさき
)
へ
槍
(
やり
)
を落としたので、
十兵衛
(
じゅうべえ
)
の方をふりかえると、ケン! と人を
茶
(
ちゃ
)
にした
奇声
(
きせい
)
を
発
(
はっ
)
しながら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あわてきった
十兵衛
(
じゅうべえ
)
の
指図
(
さしず
)
と
熊蔵
(
くまぞう
)
の
叱咤
(
しった
)
が、
若侍
(
わかざむらい
)
たちの
先駆
(
さきが
)
けをあおッた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
十兵衛
(
じゅうべえ
)
は……十兵衛はいかがいたしたか」
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
十兵衛
(
じゅうべえ
)
様、呼び入れて参りましたが」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
“十兵衛”で始まる語句
十兵衛光秀
十兵衛三厳公