“十兵衛”の読み方と例文
読み方割合
じゅうべえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三太郎猿さんたろうざるはおうちゃくに、十兵衛じゅうべえひざ拝借はいしゃくしてもたれかかりながら、茶色ちゃいろの目をショボショボさせてながめている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それなる質屋の番頭の十兵衛じゅうべえと申す者と、三人してしかと立ち会い、じゅうぶん堅固な封印いたしておいたのに、さきほどお箱を開いて見改め申したところ
「番頭の十兵衛じゅうべえどのが、おかみさんの後見をいたしまして、主人同様に切り盛りしてござります」