“じゅうい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ジュウイ
語句割合
重囲38.5%
獣医30.8%
戎衣23.1%
絨衣7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄火てっかとはいえ、女の手だけでどうしてあの重囲じゅういを切り抜けて、ここにこうして、今つづみの与吉を、なかば色仕掛いろじかけで柔らかい捕虜とりこにしようとしているのであろう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
糟谷かすやはいよいよ平凡へいぼんな一獣医じゅうい估券こけんさだまってみると、どうしてもむねがおさまりかねたは細君であった。どうしてもこんなはずではなかった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
聞くこともはたうことも、永き夏の日に尽きざるに、帰営の時刻迫りたれば、謙三郎は、ひしひしと、戎衣じゅういを装い、まさに辞し去らんとして躊躇ちゅうちょしつ。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
六人の肩に絨衣じゅういを通して
兵士の綱 (新字新仮名) / 今野大力(著)