“じふまんごく”の漢字の書き方と例文

語句	割合
十萬石	100.0%

十萬石

此君（このきみ）にして此臣（このしん）あり、十萬石（じふまんごく）の政治（せいぢ）を掌（たなそこ）に握（にぎ）りて富國強兵（ふこくきやうへい）の基（もと）を開（ひら）きし、恩田杢（おんだもく）は、幸豐公（ゆきとよぎみ）の活眼（くわつがん）にて、擢出（ぬきんで）られし人（ひと）にぞありける。

十万石 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

幼君（えうくん）快活（くわいくわつ）なる御聲（おんこゑ）にて、「予（よ）が十萬石（じふまんごく）勝手（かつて）にいたせ。」

十万石 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

松代（まつしろ）十萬石（じふまんごく）を世襲（せしふ）して、松（まつ）の間（ま）詰（づめ）の歴々（れき／＼）たり。

十万石 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)