“しんび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辛毘37.5%
辛未37.5%
信美12.5%
審美12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきに袁譚の使いとして、曹操のところに止まっていた辛毘しんびは、袁尚の捨てて行った衣服、印綬、旗幟などを、槍の先にあげて
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曇華どんげ水子すいし、文化八年辛未しんびじゅん二月十四日」とあるのも、ならびに皆允成のむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
此文中道盛信全は蘭軒の生父信階のぶしなの養父信政より、信栄、一時中継なかつぎたりし信階、信美しんびを経て信全に至る、伊沢宗家の当主で、辛亥には六十九歳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかし麻布は鳥居坂の伊沢宗家をして言つたのであらう。令兄は信美しんびであらう。蘭軒の父信階のぶしなの養父信栄しんえいの実子が即ち信美である。家系上より言へば蘭軒の叔父しゆくふに当る。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ただ、女は何とっても、男より、外観美を保たなくてはいけない、これは理屈りくつより審美しんび的立場からうのです。
女性の不平とよろこび (新字新仮名) / 岡本かの子(著)