辛未しんび)” の例文
宝暦紀元辛未しんびの年二十四歳にして始て江戸に来り芝三島町に家塾を開いたが宝暦十年二月の大火にい、身を以て免れ日本橋浜町はまちょう山伏井戸の近くに移居した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
曇華どんげ水子すいし、文化八年辛未しんびじゅん二月十四日」とあるのも、ならびに皆允成のむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
明治辛未しんびの三歳、吾がてつ義卿ぎけい身を致せしをること、すでに十三年なり。その間風雲しばしば変わり、つねに中懐に愴然そうぜんたること無きあたわず。十月某日はすなわちその忌辰きしんなり。祭りてこれに告げていう。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)