“しんせんじきやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
新撰字鏡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草花さうくわも蝶に化する事本草ほんざうにも見えたり。蝶の和訓わくんをかはひらこといふは新撰字鏡しんせんじきやうにも見えたれど、さかべつたうといふ名義みやうぎいまだかんがへず。
平他字類抄ひやうたじるゐせうのるゐ、下に引用せざるものはこゝにあげず)本朝の字書じしよのるゐ大抵たいていくだんのごとし。されば今俗用ぞくようする節用集は新撰字鏡しんせんじきやう和名抄わみやうせいを先祖の父母として、のちのは皆其子孫也。
新撰字鏡しんせんじきやうといふ字書じしよは、本朝のそう昌住しやうぢゆうといひし人、今より九百四十年あまりのむかし寛平昌泰くわんひやうしやうたい年間ころ作りたる文字の吟味をしたるしよ也。むかしより世の学匠がくしやうたちつたうつして重宝ちようほうせられき。