“しょくこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燭光50.0%
蜀江25.0%
蜀紅25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうその時分、雪の日は暮れかけて、五百燭光しょくこうの大電灯が白昼のごとく人々の顔を照らした。中央に置かれた大きな机の一方には警察の側の人が腰をかけ、他方には事件の関係者が腰を下ろした。
蜀江しょくこうにしきは一寸でも貴く得難い。命の短い一葉女史の生活のページには、それこそ私たちがこれからさき幾十年を生伸びようとも、とてもその片鱗へんりんにも触れることの出来ないものがある。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
蜀紅しょくこうにしきと言う、天蓋てんがいも広くかかって、真黒まくろ御髪みぐし宝釵ほうさいの玉一つをもさえぎらない、御面影おんおもかげたえなること、御目おんまなざしの美しさ、……申さんは恐多おそれおおい。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)