“しゃじゅつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
射術50.0%
写術50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ第一日の一ばん試合しあいは、太子流たいしりゅう強弓ごうきゅうをひく氏家十左衛門うじいえじゅうざえもんと、大和流やまとりゅう軟弓なんきゅうをとっての名人めいじん長谷川監物はせがわけんもつとの射術しゃじゅつくらべで口火くちびを切ることになった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
などで、ちょっとはしからみてもその階級かいきゅうさまざまで人数ももっとも多いけれど、射術しゃじゅつ馬術ばじゅつの方になると、およそ世上せじょう定評ていひょうのある一りゅうの人やその門下もんかの名が多い。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにはじまって、両派りょうは射術しゃじゅつくらべが、うなりいさましく、試合しあい口火くちびをきった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かの女達が伯林で、現在眼の前の実物を観ながら、その建築物の写真の載った写真帖しゃしんちょうなど見並べると、驚くほどの写真の方が、線の影や深味ふかみが、精巧な怜悧れいり写術しゃじゅつによって附加されている。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)