“しゃき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シャキ
語句割合
謝貴33.3%
車旗33.3%
車騎33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋七月布政使ふせいし張昺ちょうへい謝貴しゃきともに士卒を督してみな甲せしめ、燕府を囲んで、朝命により逮捕せらるべき王府の官属を交付せんことを求む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
張昺ちょうへい謝貴しゃきの二人、入りてやまいを問うに、時まさに盛夏に属するに、王はを囲み、身をふるわせて、寒きことはななだしとい、宮中をさえつえつきて行く。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
親王は金冊金宝きんさつきんほうを授けられ、歳禄さいろく万石まんせき、府には官属を置き、護衛の甲士こうしすくなき者は三千人、多き者は一万九千人に至り、冕服べんぷく車旗しゃき邸第ていだいは、天子にくだること一等、公侯大臣も伏して而して拝謁す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
江西こうせいへの旅は遥かだった。しかし、旅にはよい仲春ちゅうしゅんの季節でもある。禁門の大将軍洪信こうしんは、おびただしい部下の車騎しゃきをしたがえて、都門ともん東京とうけいを立ち、日をかさねて、江西信州の県城へ行きついた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)