“さびいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
錆色71.4%
寂色28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ラジーン塗具ぬりぐ錆色さびいろ塗具ぬりぐ銅板どうばん鐵板てつぱん鋼板こうばん亞鉛塊あゑんくわい、ガツタバーカーばん、エボナイトばん硝子板せうしばん硝子管せうしくわん舷窓用げんそうよう厚硝子あつがらす螺旋鋲らせんべう鋼鉸鋲こうこうべう眞鍮鑄鋲しんちゆうじゆべう石絨衞帶せきじゆうえいたい彈心衞帶等だんしんえいたいとういたるまで
苦痛も熱も呼吸の数もすこしへったが脈搏みゃくはくが九十六にふえた。野菜スープは格別の印象も残らない。林檎りんごの汁は錆色さびいろに濁るのが難である。しかしその栄養価にふさわしい?コクのある複雑な味がする。
胆石 (新字新仮名) / 中勘助(著)
幾百年と経った大木のくすのきは樹皮は禿げ、枝は裂けていい寂色さびいろに古びている。そのこずえ群青ぐんじょうからすがはたはたと動かしてとまる。かおォかおォである。古風な白帝城。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
まったく校倉式の丸太組の露西亜人の家々は簡素で、また幽雅で、しかもいい寂色さびいろに古びていた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)