“さっこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
索溝33.3%
錯交33.3%
颯光33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屍体したい頸部には絞縛こうばくしたる褶痕しゅうこん鬱血うっけつ、その他の索溝さっこう相交あいまじって纏繞てんじょうせり、しかれども気管喉頭部、及、頸動脈等も外部より損傷を認むるあたわず。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのこまかい水粒すいりゅう夕陽ゆうひ錯交さっこうは、口上こうじょうどおり七、八しゃくのみじかいにじをいくつも空へのこして、独楽こまはトーンと蛾次郎がじろうの足もとへ落ちてすんでいる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが——颯光さっこうはそれた。引くも遅し! 横一文字に相手の剣! あッと思いつつ、のめり込んで、そのやいばいだいてしまった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)