“さいさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細作86.4%
寨柵4.5%
歳朔4.5%
砕作4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし左衛門尉は主人三成の密旨を受けて、当時兎角の噂のあった秀次一家の動静を探るために、細作さいさくとなって聚楽じゅらくの邸へ奉公をしたのである。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
蜿蜒えんえんたる寨柵さいさくを結いまわし、小船はすべて内において交通、連絡の便りとし、大船は寨外に船列を布かせて、一大船陣を常備に張った。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『淵鑑類函』一七に『宋書』に曰く、歳朔さいさく、常に葦莢いきょう桃梗とうこうを設け、鶏を宮および百司の門にたくし以て悪気をはらう。
作千金墨河 千金せんきん砕作さいさくして墨河ぼくが
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)