“こんにち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
今日99.8%
現代0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加之おまけみちが悪い。雪融ゆきどけの時などには、夜は迂濶うっかり歩けない位であった。しかし今日こんにちのように追剥おいはぎ出歯亀でばかめの噂などは甚だ稀であった。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
十三世紀におけるフィレンツェの生活を知らなかったとしたら、自分は神曲を、今日こんにちの如く鑑賞する事は出来なかったのに相違ない。
野呂松人形 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(天国のような名刀が、二本も三本も、現代こんにちに残っている筈はない。あの天国さえ打ち砕いてしまったら)
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)