“こゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
固有66.7%
個有11.1%
戸牖11.1%
跨有11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく緑色みどりいろ植物しよくぶつの、とく固有こゆういろで、われ/\はといへば、すぐにみどりいろおもさずにゐられないくらゐしたしいいろです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
この犯人の靴跡の個有こゆうの型状——例えば、全体に小さい事や、外郭がいかくの幅が普通の靴底のそれよりも遥かに平坦で細長い事や、土つかずの割合が大きくそして特異である事や、そして又
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
相師の予言をおもんぱかり、彼ら一向承引せず、ただ彼女を門窓戸牖こゆうより窺う者のみ多くなり、何とも防ぎようがないので、長者早く娘を嫁せんとすれど求むる者なし。
この荊州に起り、益州を討ち、両州を跨有こゆうして、天下に臨まんか、初めて、曹操とも対立することができましょう。呉とも和戦両様の構えで外交することが可能です。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)